目次
PHPの”echo”は再頻出&最重要タグ
“echo”はPHPの中でも再頻出&最重要タグです。
簡単に説明すると、“echo” はHTMLを出力するコマンドです。
“echo” でどのようなことができ、どのように記述するのか見ていきましょう。
最初「なんだ、簡単じゃん!」って思ってたけど、
再頻出&最重要だけあってパターンがたくさんあって覚えることメッチャ多いんですけど…
(って、説明する前からビビらせてます・・・ ^^; )
“echo”で文字情報をHTML出力する
‘ ‘ (シングルコーテーション)で挟んだ情報を文字情報としてHTMLへ出力します。
echo + 半角スペース+’ (シングルコーテーション)+文字情報+’ +;
<?php echo '文字情報の表示'; ?>
※ ’ ’ (シングルコーテーション)以外に、” “(ダブルコーテーション)も使えます。
“echo”で計算結果をHTML出力する
echo のあとで計算することができ、その結果をHTMLへ出力できます。
四則演算子(+,-,×,÷)以外に、余りを求めることもできます。
記述は以下のようにします。
echo + 半角スペース + 半角数値 + 半角スペース + 半角数値 + 演算子 + 半角数値 ;(セミコロン)
<?p echo 1 + 1; // 出力結果 2 echo 2 - 1; // 出力結果:1 echo 2 * 2; // 出力結果:4 echo 4 / 2; // 出力結果:2 echo 5 & 2; // 出力結果:1 ?>
演算子には以下のものがあります。
演算子 | 意味 | 記述例 | 表示結果 |
---|---|---|---|
+ | 加算(プラス) | echo 1 + 1; | 2 |
– | 減算(マイナス) | echo 2 – 1; | 1 |
* | 乗算(×:かける) | echo 2 * 2; | 4 |
/ | 除算(÷:わる) | echo 4 / 2; | 2 |
% | 剰余(あまり) | echo 5 / 2; | 1 |
– | 符号反転(+,- を反転) | echo -1 + 2; | 1 |
上記の計算を ’ ’ (シングルコーテーション)以外に、” “(ダブルコーテーション)で挟むと、
どうなるでしょうか?
記述例 | 表示結果 |
---|---|
echo ‘1 + 1’; | 1 + 1 |
echo ‘2 – 1’; | 2 – 1 |
echo ‘2 * 2’; | 2 * 2 |
echo ‘4 / 2’; | 4 / 2 |
echo ‘5 / 2’; | 5 / 2 |
echo ‘-1 + 2’; | -1 + 2 |
計算結果ではなく、式が文字情報としてそのまま出力されます。
“echo”で変数をHTML出力する
echo では変数を扱うことができます。
- 変数には文字情報や数値を入れることができる
- 変数で計算することができる
※変数については、こちらをごらんください!
echo で変数を演算子を使った例です。
<?p $a = 1; $b = 2; $c = 4; $d = 5; echo $a + $b; // HTML表示結果:3 echo $b - $a; // HTML表示結果:1 echo $a * $b; // HTML表示結果:2 echo $c / $b; // HTML表示結果:2 echo $d % $b; // HTML表示結果:1 ?>
echo に文字情報を入れて、HTML出力する例です。
<?p $x = '柴犬' echo $x; // HTML出力結果:柴犬 ?>
“echo”で文字列を連結しHTML出力する
echo に複数の文字列を連結しHTML出力することができきます。
連結方法は簡単♪
.(ドット)で繋ぐだけです。
<?p echo 'このワンコは'.'柴犬です!' // HTML出力結果:このワンコは柴犬です! ?>
文字列と変数を組み合わせることも可能です。
<?php $dog = '柴犬' echo 'このワンコは'.$dog.'です!' // HTML出力結果:このワンコは柴犬です! ?>
表示結果は同じですが、プログラム処理過程は違いますね。
“echo”で使う演算子の省略形
演算子に省略形があります。
(って、パターン多すぎなんですけど…)
変数に1 をプラスする場合のみ “++”をつかえます。
変数から1 をマイナスする場合のみ、”–“をつかえます。
ややこしいです… orz
演算子 | 意味 | 変数 | 記述例 | 表示結果 |
---|---|---|---|---|
++ | 1加算(プラス) | $a = 1 | echo $a ++; echo ++$a; (echo $a + 1;)と同じ |
2 |
— | 1減算(マイナス) | $b = 2 | echo $b –; echo –$b; (echo $b – 1;)と同じ |
1 |
“echo”でHTMLタグを出力
echo の文字列出力でHTMLタグを設定すると、HTMLとして出力できます。
(なんか、ややこしい…)
<?php echo '<p>'.'このワンコは柴犬です'.'</p>'; // HTML出力結果:<p>このワンコは柴犬です</p> // 画面表示結果: このワンコは柴犬です ?>
“echo”で文字列と変数を連結しHTML出力する
echo で、文字列と変数を連結しHTML出力することもできます。
その場合の決まりごとは・・・
- echo の後は ” ”(ダブルコーテーション)で囲みます
- 変数は、{ } で挟みます
- 文字列と{変数}は.(ドット)で繋ぐ必要はありません
記述例はこちらです。
<?php $dog = "このワンコは柴犬です"; echo "<p>{$dog}</p>"; // HTML出力結果:<p>このワンコは柴犬です</p> // 画面表示結果:このワンコは柴犬です ?>
※タグ&変数を ‘ ‘ (シングルコーテーション)で囲むと…
<?php $dog = "このワンコは柴犬です"; echo '<p>{$dog}</p>'; // HTML出力結果:<p>{$dog}</p> // 画面表示結果:{$dog} ?>
と、変数の中が出力されず、{$dog}がそのまま表示されます。
って…”echo” だけで、覚えること多すぎ…
(ハァ~疲れた・・・)